
大好きな本もドーナツも放りだし、
じっとしていれば、冷たい空気の塊が、
晩春の、濃い気層の中を通り過ぎていくことに
気づくでしょうね。
茂ったシロツメ草の中は、ちょっとした生命球です。
アリがいて、アブラムシがいて、テントウムシもいたりする。
なんとなく甘い香りもすれば、湿った土の匂いもする。
アブだって飛ぶし、ハチだって飛んでくる。
わたしにわかるのは、そこまで。
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木漏れ日をあびて草原に寝転ぶ私はきっと、
シロツメ草の合間からもれる光のクラスタを楽しむ虫たちと
どこかで似た関係なのでしょうね。
気づくかどうかの差だけで、
もっとおっきな世界でもきっと、
ずっとちっちゃな世界でもきっと。