『NYX』・・・ニュクスです、夜の女神。
現代工業の結晶、コンビナートの赤い夜景も
妖精が棲んでいそうな深いドイツの森の夜も
あやしげな十六夜も、このオンナが司っています。
NYXさんはオシャレです。
その漆黒の髪には星をちりばめます。
それから。
夜の女神は淋しがり屋です。
1人ぼっちの闇を紛らわすように。
白い部屋、白い服、白い靴、しろ、シロ、白!
それから?
白い欲望、だってNYXはオンナですから。
白い渇き、白い疼き、何も見えなくなって、白一色。
激しいくらいの白い快感、そのあと、辺り一面の闇。
恍惚に独りごちた罪、誰もいない闇で一人で昇りつめた罰は、
やはり誰もいない闇の中。
暖かくもない、冷たくもない、
ただ無機質なスカラーの黒。